Odilon Redon展

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2018/4/18

展示会初日を無事に終えて翌日
バスに乗ってルドン展を見に出かけた
Odilon Redon
本物を見るのは初めてのこと
疲労困憊して空っぽの身体に
ルドンの画が染み渡った
空っぽの日に来てよかった

「不確かなものの傍に 確かなものを置いてごらん」
コローの教えを書き留めたルドンの言葉

写真はDaisies
”ひな菊” という画

フランス映画「夏時間の庭」の中で
その絵が邸宅の壁に現れた場面 それを何度も止めて見てたこと
どこかの雑誌の小さな切り抜き4CMの紙片も 大切に持っていた
そんな風にずっと心に留まっていた絵の
原画の前に立つこともできた
この画が
ドムシー男爵の注文によりルドン製作した城館の食堂の装飾画の一部だったということ
を知る

大きな壁画の背景の空気感、
その背景の上に踊っている花の細部 枝先 
命ある、香りある 
確かなものなのに 見えないものまでもが描かれていた 

確かな身体感覚に満たされた日
もう一度見に行きたい

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