2018/6/14
イグレグの展示の中で
一つだけほかと違う、と(わたしの中で思っている絵)
春の光を描こうとした黄色い大きな作品
点在する植物たちは
あ、これ〇〇ね、、とわからないくらいに描くことを目標に
抽象までいかないけれど
その花の姿が放っている何かをシルエットにして描こうと
実験的に、 試した作品
そしてそれは 植物を忠実に描くよりもずっとむつかしく、
惑いながらも思いの外愉しい時間だったこと
もちろんルドンに触発されてると思う、、のです
哀しさをも包み込む4月の優しい記憶も
もう一つは草の絵
今回の展示会は草の絵だけで埋めてみようかしら、、と、
ある時期思っていたことがあって
その一連で描いていた作品の一つ。
「まだそれほどでもない
淋しさを測ろうとして
日陰の林を 歩く
迷い込んだ 弱い光の根元で
くるくる、と
かすかな風にふるえている
草の穂
その揺れ幅くらい」
梅雨の晴れ間の日差しは
思いの外強くて 西日がいつまでも元気に照りつけて
ああ夏至が近いのだったなぁと想い出す
鬱蒼と茂った林の日陰と
陽の光のコントラスト
どちらもが内在する季節なのだなぁ
展示会は6/25まで 土日月12:00~17:00