Karen Blixens Blomster

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2019/8/21

さっき話してたKarenの花のいけ方ね、この本に出てるのよ、と

先ほどの女性が受付でそう教えてくれた。それは、本当に、2種類の花をたっぷり(ぎゅうぎゅうに)生けるスタイルで少し重苦しいくらいの、印象的な花のいけ方だった。本当にそうですね、今の方が素敵だなぁと、思わず素直に口に出してしまったほど。

それでなんだか閉館時間が迫っていて、他の本を選んだこともあってその本”Karenblixen s blomster

”を買わずに美術館を後にしたのでした。

そのことをちょっと後悔しながらの帰り道。

Shadows of the Grass はou of Africa (1937年初版)を書いてからもう23年も経ってから書かれた文章で、カレンの晩年最期の文章として1960年に初版が発行された。亡くなる2年前のこと。eiof Africa と一緒に綴じられている。ここではKarenが個人的な想いを主にアフリカの友人について語っている。KamanteやFarah など。彼らのその後の様子も含めて

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この本は料理を担当してたKamanteがアフリカでのKarenとの日々をずっと後になって綴った本

ボンホルムについて間もない頃版画工房のaakirkeby の蚤の市で、出逢った。文字を書ける!喜びに満ち溢れた、くねくねとした手書きの文字とユニークな動物たちの絵が盛りだくさんで、思わずわぁ、とこえをあげてしまったほど。

それもあってこの文章の中で登場するKamanteが自然と身近に感じられた。もう小説だか実在してるのだか、問題にならないほど、の、物語の世界なのだ。

 

 

 

I have the great good luck in my life,that when I sleep I dream and my dreams are always beautiful”

そのフレーズがとても力強くて好き。

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この後ストックホルム-ダーラナ地方と旅して1週間後にボンホルムに戻ってきた。そしてAakirkebyの蚤の市で
“Karen Blixens Blomster”
この本が陽にさんさんと浴びながら古書の中にあったのだ
Hidrig ? Petersen , May 1985 と手書きのブルーのペンでサインがあって少しへたった本。カバーの内側はテキスタイルみたいな紋様が施されていて美しい。あの時諦めて買えずに後悔してた同じ本を、

ページをめくると彼女の生けた花の写真だけでなく彼女の花の絵や人物画がかなりの点数載っていて、ただただ嬉しかった。もちろんデンマーク語、読むのに時間がかかる本は大歓迎なのです。

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