Snowdrops

2020/2/7

全ての音が凍りつくような朝でした。

2月というのに暖かい(ぬるい寒さといったらいいのかな)日がつづいて
拍子抜けしてしまうほどだったから
そんな矢先のこの冷え込みに
そう、そう、こんな寒さだったと、思い出す

ダンコウバイの花芽の昨日までの膨らみはきゅっと縮こまり
背丈を伸ばしたクリスマスローズは思い切りの前屈ポーズ
スノードロップの白い耳も凍りついて 
首をきゅゅーっとすくませる、縮ませる動きは
人も木の芽も 小鳥もそう変わらないのだ

日の光が ひかり以上の何かに感じられるのも
こんな寒さの季節だからこそ
陽の光に
魔法がとろけて
霜は消え去り スノードロップの純白の花弁に息が通う 
ふわっと白さが柔らかくなるような
スノードロップ村の朝のはじまり

Posted in 日々のこと daily note, 空詩土にっき
カテゴリー