2020/2/22
節分草がこっそりと結実してた
蜜蜂もまだ来ないのに
「虫媒花と風媒花の2種類の受粉形態を持つ」
彼女たちは小さな鉢の中で
ささやかな風に
花粉を飛ばして実ったらしい
もう少しよく読んでみる
白く透けるような薄い花びらは、
花弁のようでいて実は萼片
本当の花びらは
「花芯周辺にあり一見雄しべのように見える黄色の部分です。 良く見ると花弁は筒状で、先端が2~4本に分かれていて蜜腺があり、筒のくぼみに蜜が入って」る
中心部にあるまとまりの囲むようにしてあるのが青紫色の雄しべたち
そこに抱かれているのがマゼンダ色の雌しべ
「蜜を分泌してハチを呼ぶ虫媒花でありと同時に、花粉を飛ばして受粉する風媒花でもあるそうです。
早春には虫がすくないので、風も利用しているのでしょう」
ちいさな花ひとつ、の花蜜は 蟻のスプーンほどかしら
蜜蜂を魅惑することはなくても
2月に結実
繊細で、逞しい