2020.4.2
久しぶりの陽光に
アズマイチゲが胸を張って花ひらく
斜めだった朝日が雲ひとつない空を上り
見上げる角度になる頃 10時半
吹き付ける風に体をなびかせながら
このくらいの風なんて 大丈夫
満面の笑顔で待ってるの
誰を?
蜜蜂と蝶と
貴方を
朝の庭でのひと時が
どんなにか心をほぐしてくれるか
いつも通りの春が
ちんまい草たちの よいしょよいしょと悦び伸び上がる姿が
アズマイチゲのバトンは
アマナに渡されて
きっと明日はお隣のニリンソウへ
彼らについていけば
怖れのない春へ
その次の季節へ
必ず続いている ねぇそうでしょう?
そう想い描く力をくれる
それを伝えていくことぐらい