Morningsketch in June

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2020/6/22

まいにちまいにち 朝のスケッチ続いてます。

紅い紅いコビトさんたちは
Red currant ふさすぐり デンマーク語でRibs
今年は自分の畑のふさすぐりを山ほど、もうすぐ摘むのだ
この赤くて酸っぱい宝石みたいな実を
いつもボンホルム島のLeneのサマーハウスで摘んでいた
ここ5、6年ずっと。
「そろそろ Ribs収穫する?」「まだまだもう少し」
「下の方まですっかり赤色に熟してからよ」
「じゃ、次の日曜日に!」
陽光溢れる午後、93歳のおばあちゃんと一緒に
庭へ、抱えるほどのボールに何杯も 何杯も摘む
重くなって持ちきれなくなって、汗だくになって
みんなで庭で遅いランチを食べ、ハンモックで風に揺られて
そんな夏の1日が恒例になってた。
元気かなぁ、誰か友達が一緒に収穫してくれるかしら。

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ジキタリス
オオバコ科キツネノテブクロ属
Digitalis purpurea
むんずと口を結んだ蕾
テブクロの中の斑点を一つずつてんてん、ぽつぽつ、

筆先で描きながら
いつだったかだいぶ前に
ジキタリスが森のように庭に一面に咲いたことがあったなぁと
なつかしく思い出す
鳴りやまない羽音も

今年はたったひとつだけ
来年はもっと咲かせたい
6月の頁には
やっぱり欠かせないから

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スイカズラ
スイカズラ科スイカズラ属
Lonecera japonica .

雄しべを方々へ伸ばして
甘い香りを振りまいて、笑ってる
その香りに自らうっとり
白色から蜜色へ
染まっていくよう

別名金銀花は
“花いろが白から黄色に変化することに由来する

甘い香りと過ごした
夏至の夜

影は不意にその花の一番その花らしさを
ぼぉっと
映しだすから 
香りはますます蒸留されて

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