2020/10/10
展示会2週目のスタートは雨音と一緒にはじまりました
ろうそく灯して
この空間に里花さんの音色が響いてた
昨日もこんな雨でした
雨の唄から始まって
里花さんの奏でる音色は
耳からお腹へ
心のどこかの襞に着地したなぁ
無数に生まれては消えていく雨音みたいに
不思議だな、消えていくのに残るもの
『〜さんのピアノの音は空間に落ちる滴のようで
あるときは さりげなく葉っぱを滑り落ち
またあるときは 天空の彼方からただまっすぐに
この一点を目指してるような優しさと緊張を含ませて顕れた』
誰の文章だったっけ、ノートに書き留めていた言葉がぴったりと思った
雨の雫と里花さんの音の滴
肌寒くて薄暗い日にだからこそ
それぞれが自分の内側へ音を、感情を響かせることができたように感じました
感覚の間口は柔らかく開いて音色はするするっと入り込み
絵を、景色を見つめる瞳まで澄んでくる気がする、そういう心地よさに包まれたのでした
そして雨でも陽気な鳥さんと一緒に２週目もおまちしております
