霜の朝に想うこと

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2020/11/14

真白な霜の朝
見渡す景色は一面に白くて
葉を落とした胡桃の枝の間を
立ち枯れた草を揺らして
寒風は思うがままにすり抜けてくる
あんなに生い茂っていた雑草たち皆うなだれ
地面に横たわっているから
景色はなんだか平らになったなぁと感じる

それでも畑の緑は、まだ生き生きとしていてうれしい
ルッコラも京菜も人参の葉の 霜をまとった姿が美しい
でも今は見るだけ、今摘んでしまったら いくら水に放ったとしてもへんなりとしたままだから
あともう少し、だけ待つ。
朝日が差し込んで魔法の光をあびると 緑は息を吹き返す
体温を取り戻してしゃんとする様子を見届けてから摘む
まだ冷やっこい葉っぱはまた、一層甘くなっている
寒さは甘さを育ててる のだ

植え忘れた球根が
手のひらに8個
まだ間に合うかな
もう遅いかな

一面に霜の降りた庭で
春の景色を想いうかべてる
あの辺りにフリチラリアが咲いたらいいな

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noirさんの展示は22日まで続いています
この水彩画も並んでます

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