Grass man

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2020/11/23
先週の日曜日をもちまして
ギャラリーnoirさんでの個展終了しました。
遠方からも、お近くからも見に来ていただいた皆様ありがとうございました。

Skitseと題した展示会
今回初めてスケッチをそのまま並べてみたのですが
皆さんがその一つ一つをゆっくりと関心をもって見てくださっていた、
と聞いてとても嬉しかったです

日々見つめてるもの、日々感じてることは
形を持たなくたって
きっと身体の内側の
どこかの臓の襞に 柔らかく刻まれて
いつのまにか身体の一部になっていく

「玉蟲貝の殻の内側にはね、29本の年輪のような刻み目が刻まれていて、それは月齢(25.5)とほぼ同じなんだって
貝が月のリズムを内に刻んでるなんて、月は自然の命の隅々にまで影響してるんだね」
友人からそんな話を聞いたからかな
「毎夜 月さまの満ち欠けを眺めながら暮らしていたら、私の身体のどこかにも月齢が刻まれてるといいな,  」彼女はそんなことも言ってた

今冬も、つぎの春も夏も
風に揺れる草、絡みついてる蔓、青い実、紅い実 蝶や鳥の姿を眺めて近寄って見ては スケッチしていくのだろうなぁ

そして いつの間にか
気づいたら草の中のGrassmanになってたっていいなぁ
みんな植物と一緒で
いつか枯れて土に還っていくのだから

展示会直前まで 描いていたGrassman は
羽をもったひとになりました
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noirさんの空間は外と中が自在に行き交う場所
お庭も隣のカフェもいつものように居心地がよく心が温かくなる
「展示が変わるたびに楽しみに見にくるの、」と自転車やどこかの帰りがけに立ち寄ってくださるお客様方の、絵を見つめる、、、真剣な眼差しも印象的でした
こんな場所が近くにあったらどんなにか幸せでしょう。
今年の個展はこれでひとまず終わりです。季節が巡って次の個展は来年5月に

12月はnoirさんでの『ラースへの贈り物』グループ展に参加します。
久しぶりにキンと冷えた青空の日に

 

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