鹿とangel

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2020/12/4

たいへん!
畑の大根と聖護院かぶと白菜が
夜のうちに
思う存分齧られてしまいました
鹿の群れが来たのでしょう
ショックでした
今日大根は冬用に土にいけて 埋めておこうと思っていたから
白菜をそろそろ縛らないと、思っていたから
種から育てた白菜たち
甘い甘い冬の大根の美味しさを
鹿の家族と分かち合ったんだわ、なんて
天使のような気持ちになれるのかしら

そんなことを思いながら午前中はあっという間に畑の作業で過ぎていき
午後は版画をせっせと擦っていました
そして夕方に 革の色見本が届きました
革作家の友人に念願のお財布をお願いすることになっていたから
私が気に入った色を、合わせる内側の色と一緒に送ってくれたものでした。
彼らは野生の鹿の革を
処分されてしまう鹿の皮をつかって 大切に作品にしていて
「野生の鹿はね、傷ついたり、栄養不足だったりして
革のそこここに傷があってね、 薄くなっていたりするの」
だからそこを補正しながら編むようにして作ってるの」
そういう鹿の皮が革になるまでの話をしてくれた
私はそこに感動して聞いていたこと、だからお財布を是非お願いしたいと思ったこと
それでじぶんも版画に鹿を登場させたい気持ちになったのでした

鹿を 私は自分のお財布にしようと思っていることに、その時はたと気がついたのでした
その鹿は野生の鹿で、
夜をさまよって 畑に辿り着いて
野菜たちを思う存分にしあわせそうに食べていた昨夜の鹿たちとおなじ、野生の鹿なのだ、と

なんかそれで ぐるりと回って
白菜も大根も
いいことになった

冬中足りそうにもないけれど それでも十分あって1月いっぱいまでたっぷりある
昨夜は上の方だけかじられていた白菜の 下半分を
鍋に入れて食べました。
それは甘く甘く、美味しい白菜でした

Posted in 日々のこと daily note, 空詩土にっき
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