蓮の水

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2021/7/21

蓮の水

蓮の花が咲いてるよ
“ひらく直前の花はね茎がゆうらゆうらと揺れてるの”
友人からそう聞いて
早朝に会いに行って来ました

咲き始めの蕾
まだ閉じた蕾
開きかけの花
花そのものが発光しているような桃色は 浄らかさそのもの
一つ場所に佇んで目を少し細めて
揺れている花になる

まだだあれもいない蓮池の
おおらかな蓮葉の上で光る水
その揺れる様

蓮の命は4日という
1日目 早朝かすかに開き始める 花の先端がわずか割れるほど8時には花を閉じる
2日目  朝7時過ぎから花開き 花の色はこの日が一番鮮やかに  ”香りも放つのでミツバチがよく集まる”そう
3日目  朝花開き 完全に開ききって 午後にはやや閉じかけるが 半開きのまま夜を迎える
4日目 最後の日 午後には散ってしまう

「大賀ハス」とは蓮の種類の名前だと思っていましたが
(もちろんそうなのですが)
大正初期、古代遺跡の中から古い蓮の実が発見され、その発芽を試みた大賀一郎氏にちなんでつけれられた名前で
3粒発見された3粒のうち2粒は失敗に終わり、最後の一粒が花開いたという
そのハスの種は今から2000年前の弥生時代以前のものであったそう
蓮の種が幾世も繋がり 今ここに咲いているという、その命

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Posted in 日々のこと daily note, 空詩土にっき
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