2021/10/22
冬みたいな寒さの日の後に
お日様の温もりがお腹の奥まで届く
アトリエの窓から
描きかけの絵の上で踊る木漏れ日
ひかり、かぜ、りずむ、
別々の言葉で表すことが不自然に感じるくらい
それは同時に、一緒に伝わってくる現象で
温かな振動
そして秋の香り
水彩の絵を床に並べたまま
決して広いと言えないアトリエはもう足の踏み場もなくて
半分のスペースで版画も擦ってます
ちらっと横目で昨日まで向き合っていた絵を見やりながら
こちらとあちらを行き来しながらの日々
そう言えば昔 お客様に
いつか猫も絵に描いてほしいって そう言われたことがあった
その時頷いたのだったか、どうだろう
どこか上の空で聞いていたこと
きっと猫は描けないだろうなぁとぼんやり思っていたことを思い出す
それがね、変わるものですね
尻尾も足もきちんと揃え
luluは木漏れ日の動く様子をじっと眺めてる
そして
初めてLuluが版画に登場した日