冬の光

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2022/11/30
noirさんの展示会は先日無事に終了いたしました
今年の展示会もこれをもってすべて終了です
足を運んで下さった皆様
遠くから、そしていつも近くで支えてくださる皆様
本当にありがとうございました

手を止めたら
きっと放心していたような気がします
描くことが日々を繋ぎ止め
手を動かすことが支えとなっていました
今年は思いがけず展示会が重なっていて
ただ必死に、一つまた一つ、目の前のことだけに向かっていました
そうできたのは絵を見ていただく機会を作っていただいたこと 
それがあったから
本当に心から感謝しています
そして暖かく見守って頂きありがとうございました
じいじの鳥を連れて
いろんな場所へ旅することができたなぁ、と思い返しています

ようやく
みずうみに向き合える、そんな気がしています
悲しみと一緒に
そのまま浮かべておいたこと
淋しさに包んで沈めておいたもの
ひとつひとつ掬い上げて
どんなものか耳をすませてみる
そういう時期がきてるのだと思う
冬の澄んだ光を味方にしたい

”木枯らしの来る前の関東の日和、それは短いが、神の賜物のような静かな日がある。
はなやかではないが、真実味があり、骨格的であり、根源性がある。
色は渋く、においは寂び、形は裸形で直ちにこちらの内部に入ってくる
朝、霜のかがやきに身はひきしまり、葉を落とした樹木は飾ることなくものをいい、冬の月のひかりは心の底にまで届く。
おのずから極めの月であることにも思いが行く”

篠田桃紅 ”私というひとり 桃紅”

そんなこと思いながら
薪運びしてました
1日が何て短いこと

Posted in 日々のこと daily note, 空詩土にっき
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