
昨夜から一晩中吹き荒れていた嵐
春らしいわ、なんてつぶやいていたら
夕方は凍える北風がまた陣取っていました。
ソウハイカンノダヨ、、、、
3月のいつもの、上空のつな引き、。
一緒にしばらく翻弄されてみる季節です。
凍える風にふかれてかえってきたから
今宵は一気に冬気分にもどって、います。
去年ヒヤシンスを用意し忘れたこと、いまになって深く反省。
せめて室内に
蒼い早春の香りがあったなら、、、さみしいおあずけです。
納戸の本棚に10年ぶりに潜り込んだら
「白い森の中で」という絵本がでてきました。
ロバート・フロスト ぶん
スーザン・ジェファーズ え
ほとんどのページはやわかな筆致の鉛筆で描かれていて
木々に積もった雪,雪野原の枯れ草、のせた雪に浮かび上がった黒い枝のライン
つつんだもののかたちをおもわせる白い雪のやさしい丸み
雪の日の世界がそのまま映し出されていて
ほほ〜っと、薄暗い納戸で見入ってしまったのでした。
こないだ降った最後の雪が何とも愛おしく感じられたのは
この絵のせいかもしれない。あ,こういう風に描けたらなぁ、と
無数の枝をスケッチをしてみたりして。
(残念ながらお昼前には雪がするする溶けていってしまったのでした。)
もっと前に
雪にすっぽり埋もれていた日々に
時間も音も存在しないような安心感のなかで
ゆっくりスケッチしておけば良かったなぁ
なんて、おもってももう遅し。
季節は流れていくものです。
原作はRobert Frost というアメリカの有名な詩の一編。
詩からイメージを膨らませ、画家が6ヶ月かけて描いたという。
他にどんな作品があるのかしらん、といくつかよんでいたら
こん、とこちらに響いてくるちいさな音がした
ような。
森を歩いていたひとの
日々の暮らしの一瞬から広がる世界があった。
ひとつだけここに記しておく。
「牧場」
牧場の泉を掃除してくるよ
ちょっと落ち葉をかきのけるのだ
(でも水が澄むまで見ているかもしれない)
すぐかえってくるんだからーきみもきたまえ
子牛をつかまえにいってくるよ
母牛のそばにたっているのだが
まだ赤ん坊で
母牛が舌でなめるとよろけるんだよ
すぐかえってくるんだからーきみも来たまえ
というなにげない暮らしの一こまの詩。
訳詞もシンプルでいて優しい
