8月の終わりのボーンホルムはフルーツ王国でした
「masser af frugt!」
キッチンには山盛りのFigイチヂク
鍋いっぱいの摘んだばかりのBrombærブラックベリー
庭にはÆble林檎がぼとぼと落ちていて
Blommerプルーンもたわわに。グリーンハウスに絡んだvindruer葡萄も、最後のHimbæreラズベリーも
寝ぼけたまま庭を歩いてもあっという間に籠は一杯にフルーツの山になって
ハワイにいるよう。幸せな朝です。

パッキングをしながら最後の目標は
Hyldebærエルダーベリーのsaftを作ること
6月に白い香りの花咲かせてたエルダーフラワーは今はびっしり小さな実がついて
ワイン色に熟した小さな粒つぶに指を通らせてパラパラとボールに落としていく。シンプルに水を加えて10分くらい煮る。漉してシロップとレモン汁を加える。赤ワイン色のドリンクです。
北欧の人々のにとってのsaft(フルーツ果実で作るドリンク)は何か特別なもの、心に染みる飲み物のよう、日本人にとっての梅ドリンクやシソジュースみたいなものかしら、
毎夏の儀式みたいに必ず飲みたくなるもの、自家製ができればこの上ない喜び
パッキングとカエリタクナイビョウの人の現実逃避にはもってこいの仕事でした。
そうそう思い出せばTversted の最後の日々に
居心地のいいギャラリーのキッチンでボウルにいっぱい摘んだAroniabær で
saftを作ったなぁ

生垣にいっぱいなっていたAroniaをボーンホルム島では見たこともなかったけど
たわわに実るワイン色の実を見たら味見せずにはいられなくて、到着したその次の日につまんで食べてみた。うっすら甘くて口にビターがいつまでも残ってとても美味しいとは言えなかった。それで摘んだ実をスケッチしていたんだっけ。
「これはねアロニアっていうの。スーパーベリーなのよ。抗酸化作用が抜群に良いから最近注目されてるの。saftにしたらおいしいわよ」って教えてくれたのはBentheだったか2日目のマダムだったか
Aronia
北アメリカ東部の原産でバラ科の落葉木
日本のカマツカに似てるからセイヨウカマツカという名も付いている
というわけで食のホームメードプロジェクト
この夏のデンマーク滞在で 新たにhyben ,aronia, hyldebærが仲間入りしました
棘に刺されながら摘んで洗って種出して
地元のスーパーにお砂糖買いに行って
誰かのキッチンで作る、のはいつも予想外に手間がかかったけどそれ以上に
作った日の空と風と鍋を覗いた時のべりーの匂い、色彩まで覚えているくらいに色濃く記憶される
飲んだこともないものを作った時はみんなに「こんな味でいいのかしら?」って味見してもらったなぁ
「美味しいわー私だったらちょっとシナモン入れたりするけど」
「ちょっと生姜入れてもいいかも」
「クリスマスの頃はラムを入れてあったかいお湯で割って飲むの」
みんなのレパートリーを聴くのも楽しい。
