
雨がよく降ります。
雨の合間に庭に出たら
冷たい空気の中で咲いているのは
原種のチューリップみたいな子たち。
ユリ科のアマナさん、というらしい。
ちょっと前に吹いた風の
その風の存在を身にまとっているような
華奢な姿。
雨粒落ちてきたので 部屋に連れて帰ると
シュン、開いていた花びらは力なく弛み閉じてしまう。
柔らかくて薄い6弁の花びらの奥は
お日様にしかみせてくれないらしい。
こうみえてアマナさん
生薬になるほど滋養成分をもつ。
アマナは鱗茎や葉に甘みがあり食べられることから(甘菜)の名になった
地下にある鱗茎を、花の終わる頃に掘り取り、
外皮を剥いて日干しにして乾燥したものを、生薬名で光慈姑(こうじこ)、山慈姑(さんじこ)と呼ぶ
アマナの鱗茎にはカタクリに類似した良質のデンプンを含む
古くから食べられていて「本草和名(ほんぞうわみょう/平安時代初期)」などに記述がある
なんと、
やっぱりチューリップに似ていることから
Tulipa edulis と学名がつけられていたが
今では日本名のAmana edulis (アマナエドゥリス)というものが使われているそう。
去年から描きかけたまま
ずっとたてかけていた大きな画にアマナさんを加える。

