

友人を見送りに外に出たら 上空に
まあるい月が浮かんでいました
刺すような冷気と透明な月の光
たっぷりの湯に浸かって眠りに落ちて
朝の気配に目覚めて散歩に出たら、昨夜のお月さまがまだ、西の空にいました
気の抜けたような穏やかさで。
あらまだいたのね。
雲ひとつない
朝の前奏みたいな色の空に
たった一つの黄身がかった”丸”が浮かんでいるのは、ちょっと不可思議な光景でした。
月のようでもありどこか向こうにつながる筒みたいにも見えて
その饅頭みたいな丸い輪郭が
アイボリーから乳白色へ滲んでいくのを眺めながら
西へ西へ足が歩いた朝。
大の字広げて日の出の
光に満ちたはじまりを見つめたい朝もあれば
静かに穏やかにさよならしていくひと(月)をみていたい日もある
今朝は月が寄り添ってくれたから
あっという間に辺りは朝日に満たされて
雪山と青い空は神々しく
帰り道は眩しい光の中を透明なひとみたいに歩いてかえりました。

