、、、、、、ちなみにデンマーク語でbookは「bog」 複数形は 「bøger」です
Leneが山ほどの古本を抱えてやってきた。「さ、今日から毎日片時もはなさずこの本と一緒に行動すること。
何でもいいからスケッチして。
切りぬいても貼付けても、なにしてもいいからあなたしかつくれないオリジナルの物語をつくるの」
とにかく「get yourself inspired!」と繰り返す。
何も描きたいものがうかばないときは、瓶でもツボでも机に並べてまず描く
そうしたら何か見えてくる、なにかがはじまる。自分からインスパイアされる状態へ自分をもっていく。
本の内容からヒントを得てもよし。
装丁の美しさに惹かれて選んだ本のタイトルは、 「Miraklet ved Dunkerque」
どこそこで起こったミラクル,かぁ、、、と本を片手にぼんやり
何か浮かんでくるものを、頭に漂わせていると
さっそく机の向こうでマイケルは本をばらばらに分解しているし
アコーディオンを弾くビルも鼻歌うたいながら表紙を真っ赤に塗りつぶしはじめた。
その発想と行動の大胆さ、に思わず微笑でしまう。
黄ばんだ紙のせいか、読めないデンマーク語のおかげか
まっさらな白い本と違って 不思議と躊躇なく描きはじめることができた。
何を描くか考えるよりも前に、ただ描く。
浮かんだものを みえたものを、
例えばゾウ、机の上のヒヤシンス、たとえば隣に座ってるサンドラの横顔、例えばかめ、
雪の中の木々。そして鳥のカタチにページを切り抜く。
刺繍糸でぬってもいいな。葉っぱをはりつけよう、とか、
カラフルなグミみたいにイメージが次々頭に浮かんでくる。
そうしたら、だんだん切り抜いた鳥がちょっと哀しそうに見えてきて,
彼女が何か探しに旅するお話が脈絡もないけど、ふわりふわりと浮かんできた。
しばらくして あ、これって今ちょっと子供に戻れているのかもしれないなぁとおもった。


