春の音

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2018/2/10

ぼくのなかに

鳥がいる
いつのまにか住みついて
僕が忘れたことを
気づかせる

ほら  風が話をしている と
木の葉が  踊りたがっている と
郵便屋さんが  やってくるよ と
それから 少し昼寝をすると
ぼくの鳥は
首をかしげて  ぼくを見て
もう  あの人に手紙を書いた?
と 目でいう

黄色い詩集「女のひとと鳥」より

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詩集と写真集が届いた日
呼吸の浅い人の肺の奥まで
澄んだ空気が流れ込んでくるよう

ヒューヒュー
気管支の奥に
まだ風の子が吹いてる
しばらく休息したら
ひょうひょうと風さん
でていってくれるでしょう
雪も舞ってる

Stay

by Charlotte Dumas

日本の野生の馬を追って
南から北まで
与那国 宮古 トカラ 木曽 対州 御崎 野間 道産子、、
8種の在来種を訪ねて
デュマが見つめた馬たち

今宵はこの頁で

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Britta の16頭の馬たちのこと
草を喰んでた音を思い出す
アルパカの優しい瞳も
逢いたいなぁ
 

 


 

白い2月

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2018/2/1

空が綺麗に見えるところへ
だあれもいないと思ったら
鹿さんたちが先客でした
見つめ見つめられながら
空と雲と雪山に祈り捧げて

それはおとといのこと

お月様を見上げていたのは昨夜のこと
目をつぶって3つの球体を思い浮かべる
地球と月と太陽 と
この足はそのうちのひとつの球体に立っていて
冬という季節の中で月を眺めている
なかなか不思議だ
お月様はみんなにじっと見つめられて
どんな気分だったかなぁ
そんな不思議な空から
今日はしんしんと雪が舞い降りて
白い2月のはじまり
ちびっこスノードロップさんたちもまた雪の中へ
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北の国の夏の霧の苔の丘を歩いたこと
ツルコケモモと黒い実、ベリーたちのこと思い出しながら
スケッチ起こしたり
今頃はどんなふうに眠っているのかな
小鳥さんは風邪なんかひかないのね
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春の展示は4月の静岡noirさんからはじまります。

 

二つの画集

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2018/1/18

朝がこんなに
冬がこんなに陽射しに溢れていたこと
八ヶ岳の雪景色の山々が
こんなに空へとそびえ立ちていること
いつも見慣れていた景色が
まるで初めて出逢う人のように
感じられたこと
新年というのにはあまりにのんびりなのだけど
ここに戻って3日間
おおらかに射し込む朝日に
木々のシルエットの枝先の三日月に
新年のご挨拶をしながら過ごす日々でした
そして年始のご挨拶もやっと

 

デンマークから美しい本を抱えて帰って来ました
ずっしり重く心に響く美しい本
「きっと好きだと思って」
「ちょっとチャレンジしてみて」と
どちらも涙が浮かんでくるほど嬉しかったnytårgave ニューイヤープレゼント

 

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「来年はきっと一緒に行こう」
ヨーテボリにあるnordiska akvarellmuseet で
Leneが見つけて来てくれた画集は
美しい植物の水彩の表紙
CECILIA EDEFALK
HILMA AF KLINT
それを見てひゃっと鳥肌が立つようだった

Hilma af Klint は19世紀初頭初めて抽象画を手がけた一人と言われているスウェーデンの女性画家
3年ほど前にルイジアナ美術館で彼女の大回顧展に遭遇していた
その色彩と形、生命の神秘に近づこうと彼女が日々考察と観察を記したノートブック、その記憶がふっとぐわーっと立ち上って来た
そしてちょうど1週間ほど前にも
Tversted skoleの一部屋でパフォーマンスアーティストのIngaが近々ワークショップをする話を聞かせてくれた時に見せてくれたのがHilma af Klimt のポストカードだった
繋がってる、、

植物を描いていきたい、そのままに
写し取るように 、という思いと
見えているものを描くことで
何を掬い取ろうと思うのか
何を受け取ろうと思うのか
何をテーマに描き続けるのか
そんな想いがあったから
これはギフトだなぁと思った
そして見つめることを続けていくことの力強さも

本の前半部はCeciliaの植物画、これはヨーロッパ海岸部の植物図鑑を描くための本人のスケッチブックだったらしい、タイトルには植物の学名と採集場所が記されていて、イタリア、スペイン、スウェーデン、イギリス、ポルトガルにも及ぶ

見えている世界を写し取る忠実な植物観察と
そこからその向こうへ
見えない何かを描こうとしていた二人の女性画家のこと
しばらく眺める日々が続きそう

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Bornholm

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2018/1/14

ボーンホルム島での3日間
友人を訪ねて島の北へ東へ

Hammershusへ
「30分あれば十分いける、いかなくちゃ」
と連れ出してくれる朝の散歩
焼きたてのパン
お土産にはラースの著作の本
とライ麦酵母

最後の日はシャーロッテの誕生日会でした
お皿の横に添えてあるのは
冬の庭のバラの蕾と線香花火
小さな子たちと一緒に
ロウソクの火で線香花火をチカチカと灯しながら
ずらりと並んだ美しい野菜料理のお皿たち
瓶に入った野菜のペースト色々
「こっちはヴィーガンのケーキ、こっちは普通のミルクで作ったの」
パンもデザートもみんーな美味しくて
「シャーロッテ、次はレシピ本を出したらいいわ」
とみんなで笑いながら
「Hygge だね」
「Hyggeligとcozyは何が違う?」
「ノルウェーではkoselig!ていうのよ、hyggeとcozyとちょうど混ざってる音」

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ボーンホルムと八ヶ岳が繋がって
初夏には八ヶ岳にて七宝彫金作家のkaoriさんと一緒に展示の予定です
そして夏にはボーンホルムとTversted何やらつながること、計画しながら
たくさん元気をもらった最後の3日間でした

Wintermemories

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2018/1/10

冬のTversted で出逢えた色砂光草夢
みんなありがとう

16頭のアイスランデックホースを飼うBrittaが
「馬たちが干草を喰む音聞きに来ない?世界でいちばんの音だと思うの」
そう言って招いてくれた それが滞在最後の夜のこと
毎日顔を合わせていたIsager sistersも一緒に
干し草の発酵した匂いに満ちた馬小屋で
シャンペングラスが用意されていてここで乾杯とは思いもしない
「しーっ」とみんなで耳をすませ
シャムシャム?ジョモジョモ?言葉では表せない、、、
今まで聴いたことのない
静けさを深める水の鼓動のような音

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クリスチャンは絵を描く人
聖書の話をモチーフに教会で展示をするのだとか
木で作った鳥が飛んでて小さなオブジェがあちこちに
静かな冬の景色の中で何かをつくるひと、彼らの好きなものに満ちた家

ここtversted で出逢えたのはそんな大切な友人たちでした

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