その日は夜は夜でそのまま子供みたいに過ごした。
ペレが誕生日だったから彼のアイデアで、夕食をHUNTER HOUSEで!食べよう、ということになっていた。
夕方5時半、もう日が暮れている中を、雪の中を、森の中をぬけて
15分ほどの小屋へ歩く。みなが火を囲んで丸くなって座って
しばらくただただ火と星を交互に見つめて時を過ごした。
誕生日の過ごし方,デンマークに来て一番印象深かったことのひとつかもしれない。
家族で集まり(例えばex husbandもその義理の娘さんも、そのまたお孫さんも皆あつまったりもする)
キャンドルをともして歌を唄う。
食事はシンプルでも,デザートがどーんと甘過ぎても、
時間をつくって一緒に過ごすということが 祝うということ。
去年もホイスコーレで一緒だったノルウェーの女性マリットと
一日ちがいの誕生日を一緒に祝うのは2度目
日本にいたって、ともに誕生日を過ごせるのはとてもまれなことだから
海に浮かぶこのボンホルムで、2年もつづけて一緒になんて、なんだか特別な気がする。
(そして彼女はなんと70歳の誕生日!)
ここホイスコーレでは誕生日を迎えられるのは本当に幸運だとおもう。
数日前になると、くりくりカールのキッチンのアネーテが(普段はとっても忙しそうにしている、、)
特別に微笑みながら
「どんなケーキがいい?なんかリクエストある?」と聞いてくれる。
私たちは誕生日が2日つづいているから(でもだれも決して2人一緒にしようとか、一緒くたにしたりしない)
キッチンで一緒に話し合った。ケーキについて。
マリットはチョコレートのロールケーキをリクエスト,クリームにはクルミを入れてね。っと。
私はジャムでなくて!フレッシュな果物を中に挟んでブルーベリーをたくさん
とリクエスト。
もうれっきとした大人だけど,こんな風に望みを聞いてもらえるなんて
また子供にかえってしまうなぁ、、、とおもいながら。
そして当日の朝,学校の庭に大きなデンマークの国旗がはたはたと揺らめく。
誰かがこの寒い朝早くにあげてくれたこと
朝食のテーブルにも小さな旗が立っていて
みなが「ティリュケ〜」とハグしてくれたり声をかけてくれる
そういう特別な、ここにしかない誕生日の一日がはじまる。
誕生日をこんなにふうに過ごすこと、
ここでおしえてもらったこと、ずっと大切にしたいなとおもう。
大好きなチューリップの花束がご家族からたくさん届いて
本当にうれしそうな「心はseventeen」とわらうマリット
でも「明日は疲れて体は「ninety」かもしれないわ」と。
