雪の日の賛美歌

このあいだの吹雪の週末のこと。

バスにのってØsterlars Round Churchへ ボンホルムの円形教会を見に出かけた

ホイスコーレから最寄りのバス停まで雪道を歩くこと20分、

バスは真白の草原をひたすら走り、「はい,ここ教会だよ。」と停めてくれて降りたものの

吹雪いているせいで教会がどこにあるかわからない。

目を開けていることも難しくて

雪粒が顔に容赦なく吹き付けて右頬だけがいたくていたくて 4人で団子のように声を上げながらあるいた。

おとぎ話みたいな round church   教会が白い中でいっそう白くみえる

控えめにつくられたガラスの窓の向こうにキャンドルの灯りがみえて

一気にこちらの気持ちに明かりが灯ってあたたかくなる。

厚い扉の向こうからほのかに賛美歌の声がきこえてきた。

少しのぞいてみよう,っか ね、と皆で目を合わせて

ふふふ、ハメルンの笛吹きみたいに。歌にひかれて扉の中へ

神父さんの低音の音 パイプオルガンのひなびた音に ときどき小さな子供の声も響いて

そこでは日曜日のミサが行われていました。

去年も何度か教会を訪れたけど、地元の人が集まる日曜日のミサの時間ははじめて

ろうそくの明かりと音楽と賛美歌と、吹雪の日にしか出逢えないあたたかな時間。

 

その日に歌う賛美歌の番号がひとつひとつ小さな釘でぶらさがっている。

数字ってとても美しいのね,とおもわせてくれる。その後はElseさんのところへ、

陶芸家の彼女と再会するのも一年ぶり。そして今回も美味しいランチとヘーゼルナッツケーキを用意してくれ
ていた。

去年なかった,鳥たちが窓辺にたくさん、さっきまで弾いていたのかバイオリンと譜面がソファにふわりと置いてあった。

「吹雪,素敵よね」と相変わらずのチャーミングな目で鋭く微笑むElseさん。

「今年、日本にいってみようとおもってるの,下北沢の着物アンティーク通り、に。貴方知ってる?

ほら、あの画家の美術館とね。えっと、確かどこかにメモしたはず、,,,」と

ごそごそと探してでてきたメモには、「kaname tyou」とかいてあった。「antik KIMONO Shimokitazawa」とも。

そう、彼女は熊谷守一の絵がとても好き。彼の美術館が要町にあるって言う話も去年してたっけなぁ。

 

さて帰り道のこと。バスの時間まで後1時間半もあるから,と

念願のヒッチハイクにトライしてみようということになり,寒々とした道路に立った。

(ヒッチハイクをするにはここボンホルムが一番!と、ホイスコーレの友達も何人も成功しているし、エルセさんも

そうね、それがいいわね、と簡単に薦めてくれた)

夕方4時過ぎの日曜日。道を走る車が少なくて、1時間経っても車は6台ほどしか通らない。

それもほとんどが’ ’にこやかに’ 手を振って走り去っていった。

さいごに唯一停まってくれた車、行き先を聞いてくれたけど、あいにく反対方向で

なんせ4人でたっていたから、(2人2人で分かれていたものの)ちょっと悪条件だったのかもしれない

 

「ヒッチハイクをトライした」という目的は達成したね、

と結局バスに乗り,また20分白い道を歩いて学校にたどり着いたのでした。

 

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