つづき
「キッチンとトイレはいつでもワークショップを使ってね」
とEvelynから鍵を渡されていた
毎朝 誰か来るかな、と楽しみに待っていてもだぁれもこない
大きなキッチンとその隣の共有スペースには大きな鳥が飛んでいて
だあれも来ないから ちらりちらりと 通るたびに眺める
道具と作りかけのものたちで溢れていて
絵画、造形、テキスタイル、陶芸、、不思議なオブジェ、
毎度のお料理タイムが一人でない気がして楽しかった 試行錯誤の場所は人がいなくても
エネルギーに満ちていた
そして最後の日にやっと一人の女性が自転車で現れたのでした
ここはデンマーク語でKunstnerkollectiv アーティストコレクティブ
2009年に設立だそうで、今は24名のアーティストがワークショップをシェアしているのだとか
¨素晴らしいわよ、ふらっと来たら誰かが作業してて
みんなそれぞれね、一緒にお茶を飲むときもあれば、勝手に来て勝手に帰るの。
年に一度展示会をしたりね¨とDoris.
物語から出て来たみたいな人だった、
彼女の描いてるのも素敵な絵
「庭暮らしもいいでしょう?私たちもこの夏、同じ庭でキャンピンカーで過ごしたのよ」
ここでの暮らしは5日ほど。朝焼けから夕焼けまでの日々の繰り返しが忘れられない。