
はなちゃんいままでどうもありがとう。
「ハナの大好きだったこと」
きな粉ごはん
よそゆきの靴下
誰かのてぶくろ
雪の朝の散歩 にんげんの美味しいおやつ
夕食後の黄色いボールのかくしごっこ
新聞運びやさんごっこ
かりんちゃんのパパ ジイジの手打ちそばの細切れ
そよ風のにおい
夜中のチョコレートケーキつくり
吐竜の滝 天女山ドライブ
誰かがかえってくること
脱走×脱走
「ハナの嫌いだったこと」
みかんの皮のにおい
「邦楽のひととき」の音楽
かみなり
夕方の雨の気配
誰かがいないこと
つけっぱなしにしていたFMラジオから「邦楽百番」が流れてくると
「きゅーんきゅーん」と泣きながら
「あ〜もう嫌、これ嫌いなの」って訴えるように
1階にそそくさと降りていったハナ。
「ごめん、ごめん今消すから」って、いつも急いで消していたのに
部屋の隅っこから
いつもの声が聴こえてくる気がして
今日はハナの苦手だった音楽を
最後までつけっぱなしにして聴いていました。
「ねぇねぇ」っていったら
「なあに」っていつも振り向いてくれたこと
ハナがよく夕方の風を見上げて
気持ち良さそうにしていたこと
真似してたら
ぽつ ぽつ 涙みたいに雨がふってきました。
悲しさとさみしさと一緒に肩組んで
明後日からデンマークへ向かいます。
空にいるハナさんの横を通る瞬間があるかな。

