2017/6/20
不思議な縁の連なるままに
Tvetstedに大切な人が訪ねて来てくれた
Nelsが車を出してくれて一日3人で北の町を走る
Skagen 美術館や大好きなAnchor Houseへ
ノルウェーへ向かう船の出るHirthal灯台へ
此処へついて気がつけばどこにも出掛けていなかったなぁ
思いがけず嬉しい観光の日になった
それでもやっぱりわたしが彼女を連れて行きたい場所は
何にもない砂丘と草の丘
ある日は朝食前の散歩に
最後の夜は20:00からの自転車の旅
Marianneが昔家族と一緒に過ごしたという風車小屋Østerklitmøllen に
幼いマリアンヌが牛乳を桶に入れて運んだという道
何もない草と向こうに海と
歩きながら
要素と役割について
草と光について
ひと刷毛の哀しみと作品について
湿地を抜けて海に出た
風が強くなって
だあれもいない砂浜を黙って歩いた
次第に帰り道に自信がなくなって
ますます風が強くなって
案内する自信も風に飛ばされ
懸命に静かに歩いた
小さな点がいくつか向こうに見えたとき
それが動くものと確信した時
心の底からほっとする
「オレンジのグローブが目印よ」
そう笑ってくれた散歩の女性と犬たちは西日に輝いて見えたこと