12月の声をきいたとたん
冬の極みが降りてきた
雪が舞う
畑に残っていた小松菜を夜な夜な鹿がみんなで食べにきて
寒いが痛いにかわることを感じる
それでも朝の散歩はいよいよきもちいいのだ。
ほんのわずかな時間に空に広がる色の彩
今朝はくものうみ、をじっくり観察した。
あの綿のようにつつまれた雲の海の
波の下に棲む人の朝は
どんなだったか。
どんな空を見上げていたのかしら。
久しぶりに上京した先週
(清川泰次ギャラリーと雨の日の庭園美術館はよかったなぁ)
甥っ子くんから愛嬌とハグと一緒についてきた風邪さん
八ヶ岳に帰ってきてからも、しばらく長引いて
借りてきた本とおとなしくすごしていた。
「海うそ」梨木香歩 山を分け入る。
「Watermark」ヴエネツィア水の迷宮の夢 ヨシフ・ブロツキー
〜冬は抽象的な季節である 色彩のトーンは沈んでくる
寒さも容赦なければ,日も短くなる
おかげで目は外の風景をさらに鋭く捕らえるようになる
温度は低くても美は美なのだ〜
「柚木沙弥郎 92年分の色とカタチ」 →岩手美術館にいきたくなる
「すなっくちどり」よしもとばなな
「りんごかもしれない」ヨシタケシンスケ 甥っ子おすすめによる
身体と論理的思考の自由が利かないときには
本は小さな窓
ふわっと違う景色がみえてくる
このタイミングでさりげなく本を届けてくれた友人にも感謝だなぁ。
さて週末は針金のワークショップを開きます。
クリスマス風にいろいろ動物をつくりましょうということで
清里のpasapasさんにて。雪景色の中になるかしら。
いつものガトーショコラを焼いてゆきます。