2017/5/20
Herself
17:30の西日はまだ燦々と
いつまでも明るい夕暮れ
鳥たちの歌声が緑の森に響いて
郭公も鶯も四十雀も
空に向かって まぁおそろいで大歌声会
光が空を去ってゆくにつれ
やがて一羽、また一羽と声音がまばらになって
最後のお方は
シジュウカラでしょうか
ひとり居残って
なんども同じフレーズを
時々つっかえながらひたすらに
自らの唄い方をもういちど確かめるみたいに
聴こえてきます
自分に還るじかん、ね
”肩甲骨の辺りから
ふんわり羽根が生えているの
想像してみて
ちゃんと飛べるんだから”
飛んでみないと 自分に羽根があることもわからない
のですって。
そのことばをおもいだして
鳥の声聴きながら そうぞうしてみる
6月初めに飛び立つまで
なんとかふんわり、いきたいなぁ
すりたて版画作品たち
アンティークのフレームに入れて
5/27-の軽井沢ハルニレテラスの展示会へ