いちにちの終わりに

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2017/7/8

長い一日のおわりに海に沈む時間を一瞬でも
もてること
この夏のふたつ目の山場を越えて
疲れきった身体に色が染みていくよう

版画工房での日々を終えて島の真ん中の町aakirkebyから
北の海辺の町sandvigへむかう
工房の最終日,迎えにきてくれるLeneを待っていたら
次の滞在アーティストの版画家Kenjiさんが到着されて思いがけず少しお話ができた。Kenjiさんはアメリカ在住の日本人版画家でこのあと2週間tryk2にて木版画のworkshopをひらく。
あいにく個展の時期と重なって 参加することができないことを話したら、「僕はボンホルムのあとに北JyllandのHjorringていう町の版画工房で1ヶ月半滞在制作するんだよ」
「え、HjorringってJyllandの??」
思わず聞き返した。
HjorringはTverstedからも近くて、8月には訪ねてみようと想っていた場所のひとつ
「わぁあそびに伺います」
「あそこの2階は素晴らしい版画設備、最高だよ」と。

ここの工房での生活に必要なことお伝えして(洗濯機の使い方3つのスーパーの場所と特性などなど)ほんの十分ほどのお話でLeneが到着
荷物を詰め込んでAllingeへ向かう。
ホイスコーレの夏の水彩画コースがはじまったリーネも1日の仕事を終えて明日からグループ展が始まる。これからそれぞれ別の場所で搬入作業なのだ。
疲れきった二人、何度も交互にあくびしながら
bygの色と風になびく景色にため息つきながら

Huzに荷物とともに到着
真っ白な洞窟にひとり立っていたら焦りも緊張も解けて
ただいまという気持ちになる
机の上には今日まで展示をしてたSvend とAAseからのメッセージ
「welcome back!ワインとジュース飲んでね」と。
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作品約50点 と小鳥さん
これからひとりで展示する、果てしなく思われるけれど
楽しみに感じられた、そんなのは初めてのこと
いつまでも明るい夕暮れが助っ人です
夜10:30さすがにくたくたになって
それでも勝手に海の方へ足が向かう

 

 

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