Alene

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2017/7/15
Alene ひとり
grafik 版画

ギャラリーでちいさな音量で流していたのは
日によって天気によって気分によって
Mari Kalkun
Toti Soler
AOKI HAYATO
Jan Johansson
“Jazz pa svenska”by Jan Johanssonには必ずと言っていいほど

「いい曲よね、わたしももってる」
「おっっ、今車でおなじの聴いてたからびっくりしたよ」(コペンハーゲンから休暇中の赤ちゃん抱いたお父さん)
「あ、これね」と微笑んだり
不思議なくらい反応があった。
Jan Johanssonを最初に耳にしたのは
たしかスウェーデンのダーラナ地方を訪れた時
AnnaLenaのサマーハウス
そんな記憶
少し寂しいような、短調の振動が身体の奥にまで響いてくるような
ひとり、に似合うような

ひとり、で過ごして描いたものたちは
いろんなところへ旅していきました。
ウプサラに住んでいる婚約中のカップル
フランスからボンホルムに休暇にきていた熟年サイクリング夫婦のもとへ
コペンハーゲンやドイツからSandvigのサマーハウスに滞在中の家族のもとへ
カナダに住む妹さんへのプレゼントに選んでくれたり

なかでも嬉しかったのはお母さんと一緒にきた小さな6歳くらいの男の子が
ポストカードをいちまいいちまい一生懸命に選んで
大事な小銭をあつめて買ってくれたこと、
「この子10krや20krは金貨だとおもってて使いたくないのだって
ごめんなさいね、」と横でお母さんが小さくささやいて
50oreや1krを真剣に数え終えて、お母さんにも見てもらってから
こちらの掌にどっしり小銭をくれた男の子 絵が好きなのかな

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ボンホルムの空気の中で描いた大きな絵
コペンハーゲンの仲良し家族のもとへ
「家族みんなの好きなのが一致したのよ!」と背高い美しいお母さんでした。

 


 

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