2017/8/8
朝の5:30ボンホルム島のバス停を出発したのだから
指折り数えてみれば
13時間ただひたすらに
To the North
その旅の長さが大切さになったのは
一冊の短歌集がお供だったから
「すごく好きなの、この人の」と
麹ワークショップの帰りがけにKaoriさんがさし出してくれた笹井宏之歌集
その言葉の連なりにとっぷりと浸かって
“うつくしいみずのこぼれる左目と
遠くの森を見つめる右目”
“掘り下げてゆけばあなたは水脈で
私の庭へつながっていた”
水は心にこぼれて満たされて
バスがAalborg に着いた時そこに迎えにきてくれる人がいる嬉しさも波打つよう
草と風の国Tverstedにも雨がぽつぽつ
ただいまいつものおにぎり丘へ
「ここよ、あなたのアトリエ明日から使ってね」
とMarianneからTverstedskole の教室の一室の鍵を受け取る。みんながいるここに帰ってこれたことがただ嬉しい。
「朝8時に、砂浜集合だよ」
MarianneとNelsは何やら友人たちと朝の海浴に勤しんでいるらしく雨でももちろん、冷たいけど最高にリフレッシュ、らしく
「水温の問題じゃなくって、気持ちの持ちようっていうか決断だね」
まぁ起きれたら、ねということで