2018/11/21
霜の朝でした
月のひかりのほうへ
心を向けていたのかしら
草たちが白霜をまぶされて
そのまま、
静寂と一緒に
やがて光が射してきて
それは まぶしそうに
陽のひかりを迎える
みんなの魔法が解ける朝
よし、春へ向けての絵を描こうと
白い紙をたくさん水張りする日
冬へと向かう景色の中に居ながら
そうやすやすと
心が春へ向かう、、、訳にはいかなくて
しょうがないなぁと散歩に出かける
西に見渡しのよい夕陽を望める道へ
ススキの群れが
すっかり色を亡くして
ふわふわと限りなく軽くなって
白い穂が
夕陽に照らされてます
すとんと日は昏れて
お日様はもう向こう側
浮かび上がるのは山々の稜線です
つつつ、、と指先で
遠い山々のその頂きを
なぞってみたくなる
微細な凹凸とリズムで