晩秋の休息

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2019/11/21

ソラノハコでの展示会無事に終了いたしました。
期間中は遠方からもたくさんの方々に足を運んでいただきありがとうございました。
予定していた在廊日に合わせてきていただいた皆さま
芳名帳を眺めながら
懐かしい方々、友人の顔を思い浮かべては
感謝の気持ちでいっぱいになりました。

青空の日々が続いてカラマツの葉が風に舞っています。
時折吹く大きな風にクヌギの照り葉が舞い上がって、
一瞬小鳥のように眼に映る、そんな季節を眺めています。
小さなシジミチョウが枯れ枝で羽を休め、老いたカマキリがさっきと同じ場所でまだじっとしてる。

芽吹いたあの春の日からこの日の晩秋まで
二百と幾十?の日々の朝陽を、雨を、星夜と嵐を
か細い枝先で過ごしてきた幾万もの葉っぱたちが
一斉に土へ還る その前の一瞬だけ風に舞う旅をするのだから
雲ひとつない日も、霧の立ち込める朝も
西日の照る一瞬も 眼に映りこむ全てが心に響いてくる
おおらかでいて張り詰めたような美しさに
身体のどこかが微かに震えてるようなそんな感覚を覚えるのは
動きがとれない今だからなのかな

動けない時だからこそできること、を
あれもこれも、と考え始めたら次々と思いつきすぎて
かえって慌しい気持ちになって焦ったりしていましたが
まずは骨再生のために日向ぼっこの一時間を大切に
その時に手に取る本、書きたかった手紙、
ずっと散らかったままだった心のあれこれを
ノートに綴ってみる、そんな時間を愛おしく感じられるようになってきました。

Rest

“Observing the horses, I find that rest makes up a great part of their days and nights. They snooze a lot when they are not grazing. They like to stand still at given times in the day. They might kept the same positions up to an hour. I have the impression that they’re reflecting or maybe communicating with each other.
Its magical moment, when I feel accepted as part of their circle. It’s the moment that needs to exist between movements, rest.
It might be what ultimately I am drawn to the most and what I am seeking to capture.” By Charlotte Dumas
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“馬を観察していると休息の時間が彼らの暮らしにおいて大きな割合を占めていることに気づきます。——–それは魔法のような時間で彼らが私を群の一部として受け入れてくれたような気分になります。休息は動きと動きの間に存在する必要不可欠な時間です。それは私が最も惹かれる要素であり捉えたいと考えている要素です“ .

「言葉拾いノート」を久し振りに開くと
出逢いなおす言葉もあって
それも
休息の時間にできること

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