内なる春

 

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2021/1/18

Crocus

今日もアトリエで
まだ眠ってる彼女たちと

押し合いへし合い
ぎゅうぎゅうの春
そういえばそんなだったなぁと
スケッチを引っ張り出してきて
内なる春を呼び起こす
昨年の春
そのまた前の春
もっと向こうの記憶の春

いつのまにか春は
わたしの中に降り積もってる
そしてそこにまた
今年の春がかさなっていくのだなぁ

”想像力にもてあそばれることなく ある邂逅により純粋に立ちあらわれる瞬間、
過去は永遠の色彩を帯びた時間に属する。そこでは実在の感覚は純粋である、
それが美である” シモーヌヴェイユ”神と必然”

と、これも 「ミンネのかけら」で見つけた一節

ねぇ、ほら花が咲いてるよ!ちょうちょがきた!
そんな一瞬一瞬をただただ追いかけてた幼き頃にはこんなこと感じることもなかったなぁ

最初のスノードロップを見つけた瞬間
あの弾むような喜びは ふわっと過去の記憶をも立ちのぼらせているのかもしれない
今まで何十年分の春が 蘇る瞬間なのかもしれない
そして同時に
こうして確実に 着実に、巡って来る季節の営みの
その絶え間ない繰り返しの中に
自分もただ漂っているのだけなのだという感覚も

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クロッカスはまだ誰一人、、いい夢まだ見てるかな
スノードロップはもうそろそろでしょうか、うろうろ庭を探索する日々です

Posted in 日々のこと daily note, 空詩土にっき
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